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香りを試す!

May 2004
最近香水店を何件か回って感じたことなんですが、よく、香りのタイプがわかるように脱脂綿を小瓶に入れて展示してありますよね。あれって確かに「雰囲気」をつかむことはできるんですが、香りそのもののビミョウな違いや変化やある意味、本当のその商品の良さってわからないんですよね。

お店の人はどうやってアレを管理してるかというと、はじめにしっとりするくらい吹き付けて、数日たって乾いて香りが薄くなったなーと思ったらそれにまた付け足すのね。そうやって何回も付け足されたものは気化しにくい香料の割合だけがどんどん濃くなってきていて、実際の商品とは別物になってるわけです。 (実際愛用の香りを嗅いだら違う香りになっていてびっくりしたこともあります)
本当は時間差で仕込んだものを置いておいてくれるといいのだけど、ディスカウントショップがそこまでやってたら商売にならないのが実情でしょう。

たくさんの種類の商品を扱っている香水店の店員さんの中には、一つ一つのビミョウな良さをお客に理解して買ってもらおうなんて考えていない方もいるだろうし、さほど香水が好きなわけでもなくたまたま店員やってるだけという方だとそこまで力は入らないかもしれません。

デパートのカウンターなどではムエットを用意していてあらかじめつけたものを置いてありますよね。実際につけてもらったりも出来ますから、その場でトップノートと置いてあるムエットでミドル以降の香りと両方が確かめられます。(ディスカウントショップも頼むと実際につけてくれるところもあります。気になる香りがあったらつけさせてもらいましょう)

自ブランドで売ってる人たちの方が、いかに扱っている商品の良さを理解してもらい、その上でお客に判断してもらいたい、とこだわりを持ってることが多い気がします。というか立場上持たざるをえないのかな。中には?な店員さんもいないわけじゃないですが...。
そういえば、某有名店のフレグランスセールスの方がつぶやいてましたが、せっかくミドルノート、ラストノートがわかるように仕込んでおいたムエットに勝手にフレグランスを吹き付けなおす客がいて迷惑なんだそうです。それって、私も過去に経験があります。みなさんも、ついやってしまいません?

新作が飾ってあって、その前にムエットが置いてある。手にとって嗅いでみてもかすかな香りなのでよくわからない。なので展示してあるサンプルをそのムエットにシュッと吹き付けてしまう...。

再度吹き付けられたムエットはミドル以降の香りがまだ残っていたので香りのバランスが崩れる可能性があるうえ、店員としてはまた同じように確認用のムエットを仕込まなくてはならない。

「あ、お客様、よろしければ実際につけていかれませんか?」
「こちらの新しいムエットでどうぞ」

にこやかに店員は対応してくれますが実は「勝手に足すんじゃないわよ、超ムカツク!」と心の中で叫んでるそうです。

嗅覚って他の感覚と違って、単純に好き嫌いを脳で決めてなくて、複雑な香りの中から好きな香りや苦手な香りを嗅ぎ取り、過去に経験してきたこと、普段の生活態度、体調や精神状態、などなどがかなりの重さで判断にかかわってたりするとのこと。それに、制作(調香)現場ではちょっとした香料の配合の違いにものすごーくこだわってたりしてると思うんです。

だから、店員としてはできれば最良の状態で商品を試して欲しいし、その結果好みに合わなければ仕方が無いと思うわけです。

とはいうものの、近くに店舗がない人はお試しができないし、ネット量り売りとか利用するしかないのかな。(あんまり量り売りにハマるとちゃんと製品が買えなくなりそう....。化粧品もサンプラーというサンプルだけ集めまくっている人がいますが、新製品がどんどん出るので、どれもじっくり使う暇が無くて、結局どの商品の良さもちゃんとわからないままにジプシーしてることってあるみたいです。)

でも、ある意味香水は買う前に試す手段があっていいかも。 ワインなんか開けてみないと味わかんないし、開けたら飲まなきゃならないし