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業界裏事情

February 2003
私が香りに興味を持ち始めた頃から比べると今は入手しやすさと敷居の低さが夢のようです。自分の趣味がメジャーになるってこんなにいいことだったんだなぁと感じる今日この頃。

さて、並行輸入が解禁になってから国内のフレグランスの価格がお店によっていろいろになりましたよね。
国内の正規価格というのはその商品の正規代理店が決めているようです。シャネルやDior、YSLなどは日本に法人があるのでそれぞれで決められますが、ないところは商社(たとえば、わかば、とかブルーベルジャパンなど)と代理店契約を結んで日本価格が決められます。 価格は、代理店や小売店に利益が出るようにするのはもちろんですが、あまり高すぎて売れなくなってしまわないように、あまり安すぎてブランドイメージが落ちないように、考えられていると思います。 そんなわけで決してどれもが単純に利益率が同じというわけではないようです。

その価格破壊をもたらした並行輸入とは、国内で正規代理店を通さず、よその国で安く売ってるところなどを探してきてそこから輸入して為替レートや内外価格差を利用して正規価格より安く売っているようです。 中身は同じ場合もありますし、各国向けに処方を変えて作っていれば輸入した国の処方だったりします。商品取り扱いや合格の基準もそれぞれです。(たとえば香料の原料が一部結晶化してボトルの中に浮遊物がある、というものがOKな国もあればNGの国もあるわけです)

どちらにしても品質保証はそれぞれの輸入元や販売会社が負います。何か商品について気がつくことがあった場合は、正規代理店に問い合わせるのではなく、箱やボトルに貼ってあるシールの会社に問い合わせをしましょう。たとえそのブランドのカウンターがどこぞのデパートにあったとしても並行輸入品の品質保証の義務は負ってません。

たまに、シールのついていないものも売っていることがあります。こちらはいわゆる「個人輸入」品です。これはあくまでも販売店は販売をしているのではなくて個人輸入をお手伝いしている、というスタンスなので、この商品について何かあっても保証するところがありません。ま、商品を買った「個人輸入代理店」に問い合わせをすることはできますが、あくまで自己責任で、ということみたいですね。 中には日本国内で許可されない成分のものが入ってる処方のもあったりするようで。もちろん、だからといって粗悪品を扱っているわけではありません。他では入手しにくいものはこういうサービスを利用しないとゲットできないこともあります。海外旅行先で買ってくる、というのと同じですね。

最近は人気のある商品をめぐって代理店契約の争奪戦があったり、正規代理店と平行輸入店との顧客獲得争奪戦があったりと、フレグランスを取り扱う業界の方々も大変なようです。 でも、どんな業界でもある程度の競争がないと活気付かないし、サービスは向上しないよね。いきすぎた価格競争で商品をいい加減に扱うようなことがないように消費者の私たちが目を光らせている(鼻を利かしている)必要はありますけど!