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同じ商品の香りが違うわけ(2)

天然ほど不揃い

イギリスのあるアロマテラピー商品を扱う方によると、取り扱い商品は天然素材を使っているためその時々によって微妙にオイルの色合いや香りの強さが変るらしいんですが、工業製品に慣れている日本人はそれを「この前買ったものと違う」と不安がるんだそうです。

確かに工業製品は一定の規格で作られるので商品にムラはありません。でも、天然素材で作られるアロマ製品や香水などは、本来野菜なんかと同じように商品によって多少のばらつきがあって当然なんですね。

野菜も、お店では大きさを揃えたものを種別して並べるので一見ムラがあまりなさそうに見えますが、実際畑に行ってみると同じ茎から様々な大きさの実が採れたりするものです。
香料もその年の天候などで、構成される成分の構成が変わったりします。

そんなわけで同じ処方でも100%天然香料から作られた昔の香水は、ワインのように「今年は豊作なのでいい香りだ」なんていうことがあったのかも。
そういえば、2003年はバラの香料の出来がとても良かったので、いくつかのブランドでそれを使った贅沢な限定品が出てましたっけ。

今では天然香料から香りの成分だけを取り出したり、人工的に調整することによってほとんどの商品は安定した品質を保っていますから、同じ商品になのに香りが違う、ということはまずありません。しかし、中には昔ながらの手法で作られているものや、熟成が進むに連れて深みのある香りに変っていくエリートオブパルファムのような商品もあるので、一概に同じ商品なら香りは同じ、とも言えないものもあります。

安定した品質の香料を確保するためにゲランやシャネルなど老舗ブランドは自分たちの香水のためだけの畑を持っていたりします。その畑では朝早くから花のつぼみを摘む専門の人たちがいたりします。私たちが何気に消費している商品は実はたくさんの人たちが生み出しているものなんですねぇ。

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