香水調芳香剤
香水ニュースにも載せていますが小林製薬がブルーレットの香りをより香水っぽい高級感のある香りにリニューアルするとのこと。
確かにそもそものイメージが良くないものに「良い香り」を付加することで気持ちよく使ってもらうというのはわかりますが、これってなかなか難しい。
私はキンモクセイの香りが大好きなんですが、昔はその香りの強さと日陰でも育つ特性からトイレのそばに植えられていました。今でも公衆トイレのそばにあったりしますよね。売り出しはじめのトイレ用芳香剤もキンモクセイの香りがよくあったせいか、中年以上の人にキンモクセイの香り=トイレの香り、とイメージする人も多いのです。ちょっと悲しいです。
キンチョールの香りも同様で、あれは実は結構フローラル調の良い香りの部類だと思いますが、どうも殺虫剤のイメージと強過ぎる香り立ちからフローラル系の強い香りを「キンチョール臭い」と表現する人が多いように感じます。
もし、最初に「あぁ、いい匂い」と感じて、すでに良いイメージのついた香りがトイレ用芳香剤や殺虫剤に使われたら問題はないのでしょうけど、その香りを初めて知ってイメージを刷り込まれるのがトイレや殺虫剤だと、もはやその香りはその人にとってトイレや殺虫剤の臭い以外の何物でもないのです。これは脳の中で嗅覚と記憶する場所が近いところにあることにも関係しているようです。
ということで今回のこのブルーレットはすでに香水系の香りを良いイメージで認識している人が使うならとても良い商品かもしれませんが、たとえばお子さんがこれで香水系の香りを知ってしまうと、街行くお姉さん、お兄さんたちの香りが「トイレ臭い」と感じてしまうのではないか….とちょっと心配になってしまう商品だったりします。
個人的にはトイレは限りなく無臭に近い方が好きです。
2010/03/15 - 20:58:59 -
これはまさしくそのとおりですね。
子供がきんもくせいの花の香りをかいで、
「あっ、トイレの臭い」
って言うのを聞いたことがありましたが、これって切ないなあって思いました。
これは香水という文化が下手をすると、なくなってしまうかもしれないような製品かもしれません。
記憶と香りは密接に結びついているだけに・・・